地域に活力を!元気を!を目的として、全国の地域広告会社が集まる協会です。

第5回「JLAA 地方創生アワード」

最優秀賞

北海道余市町
食の都よいち地域まるごとマリア―ジュ推進プロジェクト
コロナ禍の中、国内外で品質の良さで評価されている余市町の食材の新たな販路開拓策として、主に首都圏で活躍しているシェフやバイヤーに対してオンラインでプレゼンテーションを実施。"料理界のオリンピック"とも呼ばれる世界最高峰のフレンチ・コンクール「ポキューズ・ドール」の 2020年の日本代表である戸枝忠孝シェフ(軽井沢「レストラン・トエダ」のオーナー)を起用し、余市町の食材の可能性をアピール。コロナによって、東京の富裕層が軽井沢の別荘に転居する動きがあり、食に対してこだわりを持つ彼らのニーズに応えたい地元のシェフたちから注目され、新たな販路開拓の可能性を可視化できた。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • 「余市町と軽井沢」という組み合わせが面白い。
  • 販路開拓施策としてコロナ禍でのリアルとリモートを上手く融合させた良い事例である。
  • オンラインの強みを活用し可能性を拡げた。
■受賞者コメント
この度は表彰いただきありがとうございます。今後もワイン・農産物・海産物等の余市の豊富な「食」の魅力を全国に広げる取組を実施していきますので、ご支援いただけますと幸いです。

茨城県産業戦略部産業政策課
いばらき地酒パンフレット制作事業
茨城県内外の方に対して、茨城県産の日本酒の魅力を伝えるパンフレットを制作するという、いたってシンプルに見えてしまう目的に対して、パンフレット自体にインパクトを持たせるために、元サッカー日本代表選手で、2015 年に㈱JAPAN CRAFT SAKE COMPANY を設立して日本酒に関するさまざまな事業を展開する等、日本酒に精通した中田英寿氏を起用。県内の酒蔵を訪問し、銘柄を選定してもらい、さまざまな見地からの情報を盛り込み、地酒 65 選等、これまでにない茨城県の日本酒のパンフレットが完成した。コロナ禍によりパンフレットを配布するイベントが中止されたにもかかわらず、増刷するほど好評のパンフレットになった。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • 著名人の中田英寿氏の起用はインパクトがある。「百酒繚乱」のタイトルも良い。
  • 単なるパンフレットでなく、メディア(読み物)っぽくしているところが魅力的。
  • 「地酒65選」は圧巻。
  • 茨城にはお米やメロン等、隠れた魅力がある中、その1つを掘り起こしていて意義ある企画。
■受賞者コメント
このような賞をいただき感謝します。茨城県は全国新酒鑑評会入賞蔵も多く、水戸駅とつくば駅にある「いばらき地酒バー」で、掲載蔵の地酒を味わうことができます。ぜひ、ご賞味ください!

岐阜県農政部農業経営課
農福連携活動の普及啓発動画等制作・配信委託業務
農福連携は、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、障害者は就労や生きがいづくりの場を生み出し、担い手不足や高齢化が進む農業分野においては新たな働き手の確保につなげていく、という、社会課題をニーズとシーズのマッチングで解決を図っていこうとする国策の一つ。しかし、農福連携の取り組みや農福商品をPRする機会がコロナ禍により減少し、社会的な認知度がなかなか上がらない現状がある。そこで、岐阜県は「食」を巻き込むことで、社会的な広がりを作っていく。食を通じることで、農福連携の認知度が上がり、農福商品の売上も拡大。最終的には岐阜県の農福商品のブランド化までをも狙う。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • 今後の農業の社会問題のひとつの解決策として考える機会として、とても良い PR だと思う。社会課題の解決に一石を投じた。
  • メディアを駆使した展開と農福をまず知ってもらう仕組みとして工夫が見られる。
  • 入念な段取りで認知経路をしっかり意識したプロモーションに感銘を受けた。
■受賞者コメント
この度は、最優秀賞をいただきありがとうございます。岐阜県では、農福連携のPR機会を増やすため、新たにメディア媒体を活用した情報発信に取り組みました。今後とも、農福連携やノウフク商品の認知度を高める取組みを進めてまいります。

岐阜県本巣市
本巣ジビエ・徳山唐辛子のグルメスタンプラリー
#ジビレール飯 冊子作成業務
コロナ禍で経営状態が厳しい飲食店を盛り上げることを目的に、各地で行われている「#●●飯」の流れを受け、「#ジビレール飯」をキャンペーンタイトルとして、本巣ジビエ・徳山唐辛子料理取扱店舗を周遊する、地元応援グルメスタンプラリーを開催。コロナ禍での対応としてテイクアウトも出来るメニューで実施。1 冊まるごとスタンプラリーという 8 頁の冊子を制作し、本巣市内世帯 85%以上に配布しているフリーペーパー(生活情報誌)を使って市民に配布。袋綴じにすることでインパクトを与え利用率を上げた。参加店は、新型コロナウイルス対策実施店舗として県が発行しているステッカーを掲出。さらに、参加店が感染予防対策を積極的に実施している旨を冊子に記載。SNS も活用し、インスタ映えフォトコンテストを同時開催。多くの人に知らせることができた。
■審査委員コメントからの一部抜粋
  • 「#シビレール飯」のネーミングが秀逸。
  • 認知促進、新ターゲット開拓、そのためのデジタル活用と企画がマッチしていて、今後のひとつのモデルのように感じました。
  • ポスター等の表紙デザインが、興味を持たせるビジュアル。
■受賞者コメント
この度は、地方創生アワードの最優秀賞に選出いただき誠にありがとうございます。今後も当事業などを通じて、より一層のジビエ肉や徳山唐辛子の普及啓発につながる取組を実施いたします。